今年度2回目の異文化理解講座を7月20日に開催しました。講師には、ベトナムからの留学生であり、静岡県立大学大学院国際関係学研究科2年のヒュン・ソー・ヴァンさん(Ms. Huỳnh Sở Vân)を招き、ベトナムの文化や簡単なベトナム語会話などを学びました。生徒・教職員32人が参加しました。ヴァンさんは、大学院での自身の研究テーマにあわせて、ベトナムが多民族国家であることや、ホーチミン市にはチョロンという華人街があることを紹介してくれました。また、ベトナム南部に河口があるメコン河は国際河川であり、上流の国でダムが建設されると下流で環境破壊が起きることなど、国際問題のきっかけになりかねないことを解説してくれました。

生徒からは多くの質問の手が上がりました。ヴァンさんは、日本に来て驚いたことのひとつとして、トイレがきれいだったことを挙げました。水圧が高いので、紙をトイレに流せることも、ベトナムとの違いであり、帰国したときに間違って紙をトイレに流してしまって困ったことがあった経験を話してくれました。8月のSGH海外研修でハノイを訪問する生徒らは、ナマのベトナム情報に触れることができ、一言も聞き漏らすまいと、メモを取る手が止まりませんでした。

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