1 三島北高校はなぜSGHなのですか。

グローバル化の進む現在、これからの社会はそれに対応した資質能力が求められます。三島北高校はこれまでグローバル社会でのリーダー育成を掲げ、通常の授業や進路指導はもとより海外修学旅行、日本文化体験、国際理解に関する講演、英語ディベート大会への参加等、国際理解教育を推進してきました。

このように本校の教育方針がSGHの事業の目的と一致していたため、SGHに応募し、指定されました。

2 SGHは、何を目指しているのですか。

SGHの目的は、「社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る」です。これは、グローバル化が進む社会で求められているものであり、グローバル化を進める大学で求められているものでもあります。

SGHの事業を生徒が在学中に経験することは、グローバル化に重点を置く国内の大学や海外の大学への進学、さらに国際的な事業展開をしている機関や企業への就職とその後の活躍につながるものと考えます。

3 SGHでは、具体的に何を行うのですか。

課題研究を生徒全員が行います。課題研究のテーマは「水」です。21世紀は「水の世紀」と言われ、安全な水へのアクセスや水にかかわる持続可能な生態系の維持は重要なグローバル課題です。一方で、本校周辺は豊かな水に恵まれ、地域の繁栄を支えてきました。市民レベルでの水問題への取組が盛んな土地柄です。「水」問題を考えることは、生徒の関心を喚起するとともに、将来的な地域貢献にもつながるものと考えています。

課題研究は主体的な学びを促すアクティブラーニングとして近年世界的に多くの大学等で注目されているPBL(Project-based Learning=課題基盤型学習)と、ICTを活用した反転授業(Flipped Classroom)という手法を導入し学習効果を高める工夫をします。また、大学(立教大学)や専門家(水関連)、企業(東レ、栗田工業)、地方自治体(三島市他)等の専門的な支援を受けます。

課外活動では、海外研修(シンガポールでのフィールドワークや学校間交流)、英語ディベート大会参加、国際理解・国際交流の行事への参加等がありますが、いずれも希望者が対象となります。

4 SGHでは、どのような力が身につくのですか。

  1. 課題研究を行うことで、グローバルな視点で社会課題を考え、各教科の知識を横断的に身に付けます。
  2. グループで課題研究を行うことで、論理的思考力(「私は~と考える。なぜなら…。」等)、批判的思考力(=吟味すること)を身に付け、日本語や英語でのコミュニケーション能力を身に付けます。
  3. 主体的に取り組もうとするリーダーシップや協働的に進めようとするチームワーク等により課題解決力を身に付けます。これらの力は現代の社会が求めている力であり、入試改革を進めるこれからの大学への進学や就職にも役立つはずです。

5 SGHでは、英語力が重視されるのですか。

SGHの育成すべき力は、「社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養」とされていますが、グローバル社会でこうした力を発揮するためには英語力も不可欠です。さらに英語力といった場合、知識というより、聞くこと・話すこと・読むこと・書くことの4技能が求められます。具体的には、エッセイライティング、対話や議論、プレゼンテーションやディベート等で、使うことまでができる英語力を目指します。もちろん、その基礎となる語彙や文法に関する知識も大切で、これまで以上に多くを習得し活用することが求められます。