留学促進プログラム「トビタテ!留学JAPAN」第4期生の壮行会・事前研修が6月9日、文部科学省講堂で実施されました。本校から参加した2年生の山下愛莉さん(国際ボランティア・フィリピン)は次のように決意を語ってくれました。


私は 6 月 9 日に文部科学省で行われたトビタテの事前研修に参加しました。初めは周りの雰囲気に圧倒され、とても緊張しました。しかし、東京会場でいろいろな都道府県のトビタテ生と話したり、関わりあううちにその緊張はいつの間にか消え、1 日では足りないほどでした。

壮行会、親睦会、事前研修の中で特に印象に残っているのは事前研修です。アカデミック部門、プロフェッショナル部門、 スポーツ・芸術部門、国際ボランティア部門などそれぞれ違った部 門のトビタテ生と 6 人のグループになってグループワークを行いま した。事前に準備してきたワークシートを使い、そのグループ内で 自分の留学計画やトビタテ中にしたいアクション、目標などを語り合いました。デザイナーになるためにイギリスへ学びに行くという人や留学中に培ったコミュニケーション力を 2020 年の東京オリン ピックのボランティア活動に役立てたいという人、日本のように身の回りに点字が普及していない国を訪ね、目の不自由な人が生活しやすいような環境づくりをしたいなど本当にいろいろな夢を持ち、熱意があふれたトビタテ生ばかりでした。自分自身も誰かに自分の夢をこんなに話したことがなかったのでとても貴重な時間となりました。また、トビタテの先輩の大学生の方からもアドバイスや応 援の言葉をいただきました。

講師の方からは留学中、最高の成長を成し遂げるために安心した居心地の良い環境のコンフォー ト・ゾーンを出て、いつもとは違う環境で違う考え方や価値観に触れるということや、「教えてもらわないと学べない」という甘い考え方を捨て、自分の学びは自分で作り、問題が生じたときはその場での解決を試みるということを学びました。難しいことだと思いま すが、これらのことを 1 つ 1 つ取り組んでいきたいと思います。そ して、先日今年一人目のトビタテ生がカンボジアへ飛び立ちまし た。多くのトビタテ生からたくさんのエールやメッセージが溢れていました。それを目にして、私もいよいよ始まるのだなと改めて実感し本当にわくわくした気持ちでいっぱいになりました。思い通りにいかず、失敗してしまう時もあると思いますが、ここまで私を導 き、指導やサポートをしてくださった先生方、家族、先輩方、友達への大きな感謝の気持ちを胸に 3 週間という短い期間ですが 1 日 1 日を大切にたくさん学んでたくさん吸収したいと思います。