「海外研修」履修生8名を対象に、今年も元JICA海外協力隊員の山口貴史先生(沼津視覚特別支援学校所属)による特別講話を6月10日に実施しました。

本研修では、生徒たちが一つの国を多角的な視点から深く理解できるよう、異なるバックグラウンドを持つ講師陣による講話を組み立てています。第1回講話では、地歴公民科の教員が「徹底的な事前リサーチ」に基づいたベトナムの概要をレクチャーしました。それに続く今回の第2回講話は、「現地に入り込んだボランティアの視点」からベトナムを捉え直す、有意義なステップとなりました。

講話では、先生がベトナム・ハノイでのボランティア活動を通じて目にした現地のリアルな日常が紹介されました。単なる文化紹介にとどまらず、教育制度や産業の変化、そして高齢化問題など、ベトナムが直面する最新の「SDGsにまつわる課題」についても分かりやすく解説していただきました。

現地の民芸品や日系企業がベトナムで販売している商品に実際に触れ、さらに現地のコーヒーや紅茶を試飲する機会もあり、生徒たちにとって、これから赴く現地での研修をより多角的に、そして具体的に捉えるためのステップとなりました。

次回(7月)は、現在ベトナムに在住し、現地で働く日本人の方とのオンライン講話を予定しています。「研究者の視点」「支援者の視点」「生活・ビジネスの視点」という3つの多面的なアプローチを通じ、生徒たちが多角的な国際感覚を養うことを期待しています。

 生徒の感想

  • ベトナムについて調べてみるだけではわからない経験談を聞けたり、抱えている問題だけでなく文化や現地の人たちの考え方まで深く学べたりできて、とても良い講演会でした!
  •  講演から都市化やインターネットの普及が急速に進むことで、現地の人々の中で家族の考え方など意識の変化が起きているということを知りました。他にも驚いたことはたくさんありましたが、これは特に調べても出てこない事実だったので、とても参考になりました。ベトナムに関する商品も現物を見て日本との雰囲気、香り、パッケージなど様々な違いを楽しむことができて、国内のスーパーマーケットに興味が出てきました。写真つきで様々な質問に丁寧に答えてくださり、現地のリアルを垣間見ることができてとても良い体験でした。
  • 講義を聞いて、ベトナムの街の勢いや活気に驚きました。特に、道路を埋め尽くすほどのバイクの群れのお話は、日本では考えられない光景で一番印象に残っています。写真や動画からも現地の良さが伝わってきて、聞いていてワクワクしました。日本とは違う文化の面白さを知れました。
  • 講義を聞いて見るとベトナムの街の雰囲気を写真に収め資料として見してくれているからすごく分かりやすかったです。質問をするとすぐに答えを言ってくれて、答えだけでなくそれはなぜそうなるのかをよく伝えてくれました。ベトナム人は茶が好きなことやベトナムの学校での教育では五教科だけで部活や保体や家庭科や音楽がないことに驚きました。ベトナム家族の文化である大家族で集まる文化や家族を大切にする文化があり、話を聞くとアパートで同じ階の人たち同士で食事をする文化があることは本当に楽しそうで日本もこれを見習うべきだと感じました。違う文化を知ることで自分の視野が広がっていくのを感じて面白いと感じました。
  • 講義ではスライドや実際に起きたお話があり、調べることでは分からないことをイメージすることができました。教育のお話では日本と異なり一方的な教えかたや部活のない生活をされていることが印象に残りました。また、交通のお話では日本と比べて信号がしっかりと整備されていないことやバイクを大人数で乗ることのエピソードが面白かったです。この講義によって感じたことを活かしこれからの探求活動に繋げていきたいです。
  • 講演ではベトナムの人々の傾向や文化、意外と日本に憧れていることだったり歌うことが好きだという、私たちが現地に行かないと知れなかったことを教えてくださりありがとうございます。これから考えることの中で、講演で学んだことを活かしたり注意していきたいと思います。
  • 講演では、ベトナムの生活や文化をより知ることができました。ベトナムの学校の様子や、街中の様子を動画や画像で見せていただき、ベトナムの雰囲気を感じることができて面白かったです。また、ベトナム現地からのものを拝見して、刺繍の入ったポーチやお金を手に取ってみることで現地の空気感を肌で感じることができ、とてもよい経験となりました。
  • ベトナムに実際に住んだ体験のある人からの講演はとても貴重な体験だと思いました。僕が興味深いと思ったことは、ベトナムの学習環境が自分が思っていた以上に発展していたことです。それ以外にも工業や農業、文化なども変化していっていることを知ることができました。今日はとても良い経験になりました。