全国高校生 MY PROJECT AWARDとは、探究学習・マイプロジェクトを実行した全国の高校生が一堂に会し、活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える、日本最大級の学びの祭典です(「全国高校生MY PROJECT AWARD 2025」ホームページより)。1次審査を通過した場合、静岡県の高校生は、複数の日程の中から選んだ「オンラインサミット」で成果を発表します。学校設定科目「海外研修」履修した「夏の雪かな」チームと「NOVA」チームの他、2年生の「総合的な探究の時間」からも複数のチームが1次審査を通過し、12月から2月にかけて、オンラインサミットに参加しています。自分たちが取り組んできた探究活動を紹介したり、全国各地の高校生と意見交換をしたりしながら、これまでの研究を振り返りました。

マイプロ マイプロ マイプロ

学校設定科目「海外研修」履修者のうち、オンラインサミットに参加した2チームの研究要旨は以下の通りです。

チームNOVA 「ベトナムのお米を使った製品とその可能性について」
    森林伐採抑制のためのペーパーレス化が進む一方で、伝統的な紙文化の衰退が懸念される中、本研究では日本とベトナムに共通する農業廃棄物である「米ぬか」や「藁」を新素材とした紙の開発に取り組んだ 。実験室での試作の結果、耐久性には課題が見つかったものの、両国共通の「子どもを大切にする文化」に着目し、赤ちゃんの足型を残すための長期保存用台紙としての活用を見出している 。今後は専門家からの助言を活かし、インクの定着性を高めるための改善を行うとともに、企業との連携を通じて環境負荷低減と文化継承を両立させる持続可能な仕組みづくりを推進していく。

チーム夏の雪かな 「キャッサバ由来、未来のプラスチック」
   ベトナムにおけるプラスチックごみの低いリサイクル率と街中の散乱という課題に対し、本研究では「人を変えるのではなく仕組みを変える」という視点から、廃棄予定のキャッサバを活用した生分解性バイオプラスチックによるお菓子包装の制作を提案した 。人々の意識変容に頼るアップサイクル案よりも実効性が高いと判断し、中小企業でも導入しやすいシンプルな生産方法の確立を目指している 。今後は、ベトナムの高温多湿な気候に耐えうる密封性や強度の向上といった技術的課題を解決するとともに、現地の好みに合わせたデザイン性や費用対効果を検証し、石油由来プラスチックとの競合を目指す。

 

生徒の感想

  • 他地域の生徒との交流があり自身のプロジェクトの改善点を明確化することができた。また他グループはどのような観点からどのような問題を見つけているのか、解決に進めているのかなど、学校設定科目「海外研修」を履修している私たち9人にはない発想を知ることができて良かった。
  • 自分達のアイデアとは違う角度からの企画を知って、聞いていてとても興味をひかれるものばかりでした。また、ファシリテーターの方からの意見もとても勉強になり、いい経験となりました。
  • 他の人からのフィードバックにより、自分たちが成長できた所や、改善しないといけないところが分かった。プロジェクトについて考えることは沢山あったが、自分自身について考えることがあまりなかったので良い機会になったと思った。