12月20日に、静岡大学人文社会科学部において、静岡歴史教育研究会が主催する「第4回高大連携社会科研究発表会」が開催されました。本校からは、学校設定科目「海外研修」を履修している1年生の、「勝山大」、「NOVA」、「夏の雪かな」の3チームが参加し、それぞれ「塩が運ぶサイン〜水資源からの警告〜」、「ベトナムのお米を使った製品とその可能性について」「キャッサバ由来、未来のプラスチック」のタイトルでスライドによる発表を行いました。本発表会には、中学生や大学生の発表も加わり、多彩なテーマによる興味深い研究に多く触れる機会となりました。

静大 静大 静大

参加した生徒の感想

  • 自分とは違う地域に住む高校生が、地元の歴史や風土について探究した発表を聞きました。様々な統計やデータ、実際に現地に行って調査した結果やアンケートの結果などを用いて、多角的に深く研究されていて、同じ県内でも知らない所がまだまだたくさんあるんだなとと改めて思ったし、そういった地域ごとの変遷や課題をしっかりまとめていてすごいなと思いました。そして、自分たちの発表では、今まで考えてこなかった視点からのご指摘やもっと詳しく調べるべき箇所を見つけることができたので、これからより深く研究していけるように頑張りたいと思いました。
  • プレゼンの後の質疑応答で、普段学校ではあまり質問がないけど今回の発表会では互いに遠慮なく聞きたいことを聞いていて、その全員の積極的な姿勢が印象に残りました。元々教育をメインのテーマとしてプロジェクトを進めてきた私たちには気づかなかった、実験の成果物に「ダンボール」などの用途があるという指摘をいただき、今後の研究に生かせそうだと思います。
  • 他の方の発表や、自分たちが実際にプレゼンをして学んだことがたくさんありました。まず、他の方の発表から学んだことは2つ目あります。1つ目は、内容を詳しいところまで詰めていて、聞く側が理解できたり、質問された時にしっかりと答えることができたりと、研究に対していろいろなところに疑問を抱きながら進めているんだなと感じました。私たちも自分たちの探究を客観視をしてこれからも取り組んでいこうと思いました。2つ目は、発表の時に、聞く側の興味を引くような工夫(関わりのある衣装や話し方の抑揚等)をやっていたことです。私たちも、話し方は少し意識しましたが、もっと分かりやすく積極的に取り入れようと思いました。
  • 静岡大学高大連携社会研究発表会に参加して感じたことは、私たちの探究不足でした。他のグループは何度もフィールドワークに行っていたり、中国語や英語の論文を読み参考文献にしていたりして探求レベルの差を感じました。
  • 同年代の高校生がレベルの高い報告をしていて驚いた。レベルが高すぎるあまり自分が理解できる部分は少なかったが、文章が簡潔かつ的確で、データを効果的に使っており完成度の高さを感じた。EPR制度はベトナムでどの程度普及しているのかなど多くの質問を受け、自分が見落としていた部分に気付かされた。これほど多くの人に発表を聞いてもらい、意見をもらうことは自分たちの研究を客観視できる貴重な経験だった。ここでの学びを今後の研究に活かしていきたい。