12月21日に、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、全国高校生フォーラム2025が開催されました。本フォーラムは、文部科学省が推進する「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」および「SGH(スーパーグローバルハイスクール)ネットワーク」に参加する全国の高校生が一堂に会し、日頃の探究活動の成果を英語で発表・議論する場として開催されるものです。今年は123校が参加し、英語によるポスター発表を行いました。本校からは、昨年度の学校設定科目「海外研修」履修者の中からチーム「米(まい)」が参加をし、"Discarded Shrimp Shells Reborn! For the Environment and our Health"というタイトルで、エビの殻を使った食品の試作をした経験を紹介しながら、ベトナムのゴミ問題の現状のリサーチ結果や、エビの殻の栄養上の利点についての考察にも言及しました。研究の内容だけでなく、予選の発表時に縮小版のポスターをオーディエンスに配る工夫や、審査員の方々にも自分たちから話しかけたり、質問にも協力しながらなんとか英語で対応していた姿を評価していただけたのだと感じています。その結果、ファイナリスト9校の中に選出され、素晴らしいホールのステージで発表をするという貴重な経験をし、3位に相当する奨励賞(受賞対象は7校)をいただくことができました。

参加生徒の感想
- 今日の全国高校生フォーラムを通して、私は英語を使ってコミュニケーションを取ることの大切さ、面白さを学びました。ポスターでは自分たちの研究に興味を持ってもらい、たくさんの方々が反応してくださったのがとても嬉しかったです。奨励賞をいただくことができ、いままでの研究の成果を感じました。交流会では初対面の人と英語で話し、共感できたのが良かったです。他の方々の研究、そして英語の能力に感激しました。このフォーラムは探究心を刺激し、英語をもっと学びたいと思うようになりました。今後に生かしていきたいと思います。
- プレゼンテーションスキルでは、大事なことを3つ学び取りました。一つは、笑顔で話すことです。私は今まであまり意識できなかったのですが、笑顔で話しているグループのプレゼンテーションには好印象が持てることに気づきました。二つめは、大きい声で聞こえるように話すことです。一見簡単なことのように思えますが、聴衆が全員自分を見ている、審査員に評価されている、という場面では、自信を持って大きい声で話すことは難しくなります。しかし、逆に言えば、大きい声で話せば、自信を持って話すことができる、ということだと思います。どれほど素晴らしい発表をしていても、聞こえてなければ意味がないので、大きい声で話すことは重要だなと再認識しました。三つめは、自分が喋っていない時も、他の人を助けることです。例えば、言っているところを指や手でポスターを示せば、それだけで聴衆の理解が促進されます。内容がよくわかっていなかった人も、今どこの話をしているか示されることで、話を理解できるようになります。また、頷いたり、ジェスチャーをすることで、説得力が上がります。このフォーラムを通じて、大事なことを学びとることができました。
