10月5日(日曜日)、福島市において、「高校生が考える2040年から2050年の産業界の姿」をテーマとし、高校生による研究発表会が行われました(国際環境経済研究所主催)。前日4日(土曜日)には、女川町の震災遺構を見学したのち、女川原子力発電所のPR館も訪問し、原子力発電所の安全問題などを学びました。この研究発表会には、学校設定科目「STEAM for SDGs」を履修している生徒のうち、エネルギー研究班5名が参加してきました。
エネルギー研究班は、AI(人工知能)による電力需要増への対処の方法として、浮体式原子力発電所の可能性にも触れた「アイ(AI)は地球を救う」のタイトルでプレゼンテーションを行い、見事最優秀賞を受賞しました。

国際環境経済研究所における紹介記事はこちらをご覧ください。

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生徒のコメント(抜粋)

  • 役割分担しながら調べ物をしたり自分の意見を伝え合ったりするのは、難しかったが新鮮で楽しかった。女川町の語り部の方の話を聞いて、津波の被害や被曝の危険があっても、恐れず海の近くの景色を大切にしたいという思いを大切にし、街を復興させるために地域全体が協力して対策を取っていたり、将来の世代のことを考えて被災を後世に伝える方法を考えていたりするところに生きる力強さを感じた。自分もちゃんと自分の住む地域の防災に取り組みたいと思った。
  • 東北大会に向けて方向性を考え始めたときは、すごく大雑把で1ヶ月でまとまるのか不安だったけれど、知識を得たり、自分たちで実験したりしていく中で自分たちなりのアイデアが出てきてとても楽しかった。女川駅や女川原発のPRセンターに行き、現地を自分の目で見て、想像していた被災地とは大きく違っていて驚いた。発表本番が不安で、前の2校の発表内容が全然頭に入らないくらい緊張したけれど、質問にも答えることができて安心した。この大会を通して発電などに興味が湧いたので、自分なりにこれからも調べていきたいと思った。
  • 自分たちのアイデアを発表するのはとても緊張したけど、電気会社の人たちが協力してくださったおかげでいい発表ができたと思います。こんな機会を作ってくれた方々や指導してくれた方々に感謝して、学んだことをこれからも活かしていきたいです。