9月3日の1年生の「総合的な探究の時間」は、静岡大学グローバル共創科学部須藤智教授にお越しいただき、「アカデミックスキル入門」の講義を実施しました。問題・目的、方法、結果、考察という基本的な研究の流れの中で、アカデミックな考察を強化しようとしたとき、学問的な問いを設定することの重要性や、仮説を検証したり探索したりする方法、客観的であるとはどういうことなのか、といった視点で、詳しくお話をいただきました。先生の専門分野のことだけでなく、高校生にとって身近な例も出しながら進めていただいた講義を受け、夏休みに実施したフィールドワークから今後どのように研究を発展させていくのか、生徒の構想が広がるきっかけになりました。
生徒の感想
- 考察とは何か、良い考察をするために意識することは何かなど、探究の授業を進めていく上で大切なポイントをたくさん知ることができました。また、素朴な疑問を個人的な問いで終わらせず、学問的な問いにし、公共性や普遍性に重きを置いてより客観性のある考察をしていきたいと思いました。
- 人生で初めて探究という授業を受けることになり、不安でいっぱいでした。夏休み前の授業でも何をすればいいのかはっきり分かっていなかったが、今回須藤先生の話を聞いたことで、探究の進め方をはっきりと道筋を見極めることができそうです。
- フィールドワーク後、これからどのように進めていけばいいのか行き詰まっていたので今回のお話を聞けてよかったです。明確にすべきことや問いの立て方、研究を行う上で重要なことを知ることが出来ました。最終的に、客観的な考察ができるように頑張りたいと思いました。