国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、12月17日に、全国高校生フォーラムが開催されました。この催しは、全国のSGH事業やWWLコンソーシアム構築支援事業に関係する高校から優れた課題探究に取り組んだ個人やチームが集い、研究の内容を英語のポスターを用いて発表するもので、本校からは、令和4年度の学校設定科目「海外研修」を履修した「さんぼると」チームが参加しました。「さんぼると」チームは、ベトナムのフードロスと電力供給について昨年度から進めてきた研究を発表し、発表を聞く側としても、相互に学び合う全国の高校生からおおいに刺激を受けました。また、生徒交流会では、"Diversity in my life, in your lives." をテーマとして、他校の生徒や留学生たちと英語でディスカッションを行いました。コロナ禍においてのオンラインでの開催を経て、久しぶりの対面開催となり、実際に顔を合わせて直接言葉を交わす体験の温かさや貴重さを感じる機会となりました。
参加した生徒の感想
- ポスターセッションで他校のレベルの高さに圧倒されました。アイコンタクトをしっかりして抑揚をつけてゆっくりはっきりと発表をしていた他校の様子を見て、私たちはまだまだ自信や伝えようとする姿勢が足りてないと感じました。しかし小道具を使って発表していたチームはあまりなかったので、それは私たちのアピールポイントだと思いました。
ディスカッションでは小グループでの活動では積極的に話せたけれど、全体での発表では英語ができる人に任せてしまった部分があったので、失敗を恐れずに、積極性を持って発言できるようにしていきたいです。 - 高校生フォーラムへの参加を通して、伝えようとすることの大切さと英語の難しさを改めて実感しました。ポスターセッションの質疑応答の際に、自分たちの研究の目的や強みを上手く英語で伝えられない悔しさを感じ、英語力をもっとつけたい思いました。アイコンタクトをしたり、小道具を使って伝えようと努力できたことは良かったです。他校の発表は自信を持ってはきはきしている姿が印象的で、さまざまな視点から研究していて面白かったです。 ディスカッションでは全国各地の高校生と話せて非常に楽しかったです。簡単な英語でも、伝えようとジェスチャーを使って意欲的に交流できました。多くの地域の高校生と関わり、多様な考え方を知ることができて自分の視野が広くなったと思います。
- ポスターセッションでは今まで準備してきたことを発揮することができましたが、他校と比べて英語力が足りず研究について分かりやすく伝えることができませんでした。しかし、実験で使った道具を実際に見せることでオーディエンスの関心を高めることができたのはよかったです。他校の発表からも多くの刺激を受けとても勉強になりました。ディスカッションでは多様性について様々な地域から集まった高校生と意見を交換することができました。英語で意見を交換し短い時間でポスターにまとめるのは難しかったけれど、自分の意見を伝えられたことが嬉しかったです。台湾からの留学生と日本の制服について積極的に話し合い、多くの違いがあることを知りました。全国の高校生とより良い未来について考えることができ、様々な価値観に触れる貴重な経験になりました。