1年生の「総合的な探究の時間」では、生徒が関心をもつSDGsに基づいて編成された56のチームで引き続き活動しています。9月のセッションに続き、1月25日には再び10人の外部支援講師の皆様をお迎えし、ご指導をいただきました。各チームとも9月にご指導いただいた外部講師の先生方とは2回目にして最後のセッションとなりました。

前回のセッション以降、生徒たちは自分たちの課題研究の解決策として、A「現代社会に1回訴える提案」、B「次世代が持続的に正しい行動をとることに繋がる提案」、C「ものによる解決策(STEMの視点を取り入れた提案)」の3種類のプロポーザルを作成してきました。初めて課題研究に取り組む1年生にとって、新しい概念に触れ、何回も考え直しながらプロポーザルを作り上げていくのは、苦しい過程でもありました。当日は、チームで研究内容をまとめたスライド資料を各自の情報端末に投影し、チームメンバーで協力してセッションに臨みました。大変短い時間ではありましたが、支援講師の先生方はきめ細かいフィードバックを下さり、また、2年生での研究に向け生徒達の背中を押して下さいました。当日ご都合がつかなかった先生もいらっしゃいましたが、担当していただいているチームが送った発表動画に大変丁寧なフィードバックを動画で送って下さいました。このような心強い講師の先生方の御支援は、本校の探究活動の大きな支えになっています。温かいご指導をいただき、生徒たちは2年生で課題探究を進めていく気持ちを新たにしました。

生徒の感想から

・目標の達成やゴールの基準を作ることで、活動の改善、中止などの判断ができるとわかった。

・外部講師の先生のお話を聞いて、今までプロポーザルCを考えるのが難しかったが、どこを成功失敗とするかの基準を定めることで考えやすくなった。様々な視点でのメリット・デメリットを考えることで今のプロポーザルが適切かどうかを考え、より良くしていきたい。

・前回のセッションより具体的で実現性も高くなっていると褒めていただけてよかった。また、今まで見てこなかった視点でのアドバイスや新しい考えなどを分けていただいたので、これからの研究でチームでより理解を深め、個人の作業になっても筋がずれないようにしたい。

・方向性は良いと褒められたのでもっとアイディアを広げて行けるようにしたい。既にあるものでも繋げたり掛け合せることで新しいものを作れることがわかった.

・当事者不在になっていると言われたため、当事者の声をきく方法を考えて自分達の課題を見直したいと思いました。

・講師の方のお話から新たな改善点が複数見つかったので良かったです。特にプロポーザルBの内容について考え直そうと思いました。

・確実な根拠がないまま、スライドを作っても信ぴょう性もないし、今後に生かせないので、ペットボトルと紙パックの作られ方、水やCO2の排出量などを調べあげていきたいと思いました。

・当日は、刺激のある指摘を頂き前回同様とても参考になりました。

・前回は現実的でないとご指摘をいただきましたが、今回は現実的で良いと言っていただけたので、前回のアドバイスを活かして改善ができたかなと思いました。また、今回はこれからどのように活動していったらよいかというアドバイスも頂いたので、実際に試してみたいと思いました。

ご支援いただいた外部講師の先生方 

支援の講師10人外部支援1 外部支援2 外部支援3