SDGs Quest みらい甲子園静岡県大会実行委員会主催、国連広報センター、静岡県、静岡県教育委員会他後援の「SDGs Quest みらい甲子園静岡県大会」に、県内から130チームが応募し、上位16チームに本校から3チームが選出されました。選出されたのは、2年生「総合的な探究の時間」で2年間研究を進めてきた、ジョージ'sチーム、クッキング古川チームと、1年生学校設定科目「海外研修」のさんぼるとチームです。選出された16チームが参加する、ファイナルセレモニー(表彰式)が、3月5日(日)清水テルサにて行われました。全チームより、代表者による簡単な研究内容説明の後、受賞の4チームが発表され、本校のさんぼるとチームが、協賛企業賞の「MG PLAN賞」に見事輝きました。さんぼるとチームは、ベトナムのフードロス問題と電力の安定供給にアプローチするために、香川県で実用化されているうどん発電にヒントを得て発電する仕組みを構想しました。試作を何度も重ねながら発電機のモデルを作って取り組んだ点も高く評価をしていただきました。

さんぼると入賞 古川 ジョージ's

集合みらい

表彰式の後に行われたワークショップでは、小グループに分かれて他校の参加チームとの交流をしました。お互いの研究内容を詳しく説明し合う中で、優れた視点や幅広いリサーチだけでなく、同じ高校生が実際に行動を起こして社会に働きかけている様子を知り、大きな刺激を受けました。また、講評者の企業や大学の皆様からは、優れた点をお褒めいただくとともに、研究を発展させるためのヒントもたくさんいただきました。

古川 ジョージ's さんぼると

生徒の感想

  • 静岡県内の他の高校生と交流して、多くの刺激を受けることができました。1年間、ベトナムについて調べたり、何度も繰り返し実験をしたりして積み重ねてきたことを評価してもらえてとても嬉しかったです。賞をもらったことで満足せず今日受けた刺激を自分たちの研究に生かしていきたいです。
  • まさか賞をいただけると思っていなかったのでとても嬉しいです。他の高校の発表や交流で、学校でサミットを開いたり町を行進したりと、大きなアクションを起こしていることを知って驚きました。まだまだ実験や新たな発見があると思うので、研究を続けていきたいです。
  • チームを代表し、多くの人の前で1人でプレゼンをしたことは今後に活かすことができる素晴らしい経験となりました。また、ほかの高校生との交流では、学校でSDGsに関するサミットを開いていることを知り、刺激を受けました。
  • みらい甲子園のファイナリストに残ったチームのアイディアは、地元の問題を解決するためのアイディアが多くて、アクションを簡単に想像することができ、面白かったです。また第2部では自分たちのアイディアは、今まで設定していた2つのゴールだけでなく、169のターゲットのなかの9.01にあてはまっていることも初めて知ることができました。私は169のターゲットについてあまり詳しく知らなかったので、もっと調べてみたいと思いました。
  • 課題の発見方法が様々で、身近なところから得たチームや海外との交流によって得たチームなどがあったけれど、プランにするとどのチームも自分事として捉え、一見身近まものでなくても身近なものとして考えていました。そのようなアプローチから、実現可能性が高いアイデアが出ると思いました。地域特有の課題が多く、県内での交流なので共感できる部分が多くありました。SDGsについて知っているつもりでも、実際は深くまで知らなかったことに気づきました。