探究学習・マイプロジェクトを実行した全国の高校生が一堂に会し、活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える、日本最大級の「学びの祭典」である、全国高校生マイプロジェクトアワードの地方大会(地域サミット)として、2月5日(日)に、マイプロジェクトアワード静岡県サミットが行われました。本大会は対面からオンラインに開催方法が切り替わり、県内の50チームが10個のブレイクアウトルームに分かれ、画面を通じた発表を行い、審査を受けました。本校からは、2年生の総合的な探究の時間のチームより、農作物の獣害を報告するアプリの仕組みを提案した「ジョージs」チームと、環境に優しい石鹸として米ぬか石鹸を提案した「Facilidade」チームが参加しました。

ジョージs Facilidade ジョージs

生徒の感想

  • 自分たちのプランの良いところ、足りないところ共に新しく発見することができました。ほとんどのチームが、私たちチームと同じように地元に密着して、地元をもっと盛り上げたい、地元の問題を解決したい!という気持ちのもと活動していたので、共感しながらプレゼンを聞きました。同じような危機意識を持ったり、ゴールを設定している高校生が意外と沢山いることに、驚き、嬉しかったです。積極的に質問したり、どうやって研究を進めているのかなども聞けて、これからさらに探究をすすめるモチベーションになりました。
  • 今回のマイプロジェクトを通して、改めて仲間と協力することの大切さを学びました。自分だけだったら常に前向きにいることはできないと思います。お互いが励まし合うのが大事だと思いました。 また、探究の時間でも言われるのことの多かった 「内容をより具体的にする」ということが、やはり大事だと思いました。賞を取れなかったのは悔しかったですが、今回いただいた意見を参考にしてより良いものを作り、前向きにこれからも活動して行きたいと思いました。
  • ほかのチームの活動では、たくさんアクションを起こしたり、グループではなく1人で活動をしている人もいて、行動力がすごいと思いました。自分のチームでも、農家の方にインタビューをしてみるなど、もっとできることがあるなと思いました。サポーターの方に質問していただいたことをもっと詰めていければ、よりよいプランになると思うので、これからの発表などで活かしていきたいです。
  • 発表が終わり感じたことは、フィールドワークや生の声を聞いて実際に経験してみることはとても大切であり、こういった発表ではそれが大きな強みになるということです。また、熱意のこもった発表や審査員の方々の真剣さから、社会において、高校生なりの高校生にしかできない意見が、いかに必要とされているかが分かりました。結果だけでなく、これからの活動に何が必要か気付ける良い機会となりました。
  • 県内各地の高校生のチームには、私たちとは全く異なる視点から研究を進めているものも多くありました。私たちもSDGsの目標達成を主としながらも、さまざまな問題に目を向け、得られた反省や成果を活かしてさらに研究を深めていきたいと思います。
  • 1年生の頃から取り組んできた研究を発表する機会をいただけたことは、とても嬉しかったです。様々な人と意見を交えるからこそ得られる考えや気づきがあり、そのどれもが新鮮でした。そしてやり遂げたことへの達成感は、何よりも自分自身の自信につながりました。何事にも全力に、何事にも我武者羅に、この事の大切さを学びました。
  • 2年間の活動の中で、当初は水をきれいにするものを作るという計画でした。しかし、フィールドワークに行ったり専門家の方の話を聞いたりして、水をきれいに保つということがそもそも重要だと気づきました。それが今のビジネスプランに繋がり、視点を変えてみることの重要性に気づくこともできました。他にも人前で発表したり、プレゼンの準備をしたりと、貴重な体験ができてよかったです。
  • 県内の高校生との交流で、新たな知識や視点を得ることができました。またサポーターの方々のアドバイスから、自分たちの研究の改善点もわかりました。 1年生の頃からのSDGsの研究を続けたことを通して、様々な力がつき成長できたと感じています。