10月26日(水)の学校設定科目「海外研修」において、県立沼津視覚特別支援学校の山口貴史教諭を講師に迎え、「ベトナムってどんなところ?! ~現地生活の様子を紹介しながら~」と題した講話をしていただきました。山口教諭は、JICA海外協力隊員としてボランティア活動に従事していた2019年の8月に、本校のベトナム研修生徒の訪問を受け入れてくださいました。以来毎年、「海外研修」履修生徒に向けた講話をしていただいています。

本年度12月に予定されていたベトナムでの現地研修は、新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み中止が決定されましたが、3つの研究チームは意欲的に研究を進めています。講話では、ハノイ市内外の生活の様子がわかる写真が豊富に提示され、海外協力隊員として使命感をもって任務に当たられた様子も詳しく教えていただきました。また、各チームの研究に直接かかわるような情報もたくさん提供していただき、知見を深めることができました。

山口さん1 山口さん2

山口さん3 山口さん4

生徒の感想

  • 貴重なお話を聞くことができ、実際に行きたいと強く思った。ベトナムでは思ったよりプラスチックが生活の中で使われていることを知り、日本より深刻なように感じた。自分たちが研究している、場面に合ったプラスチックの代替品の提案が、ベトナムに対しても活かせたらいいなと思った。 また、ゴミの問題が深刻なことにびっくりし、ごはんの食べ残しも気になった。学校が整備されており、教育が日本と同じレベルの環境で受けられていることはイメージと異なった。地域の住民同士の交流が深いと伺い、コミュニティの輪が広く手厚いのは羨ましいと感じた。
  • ベトナムのお金や版画や絵本を触る機会は初めてで、とても貴重な体験でした。本当にベトナムに行ったような気分になれて、もっと調べて知りたいと思いました。 この講話を聞いて、ITについてはベトナムが日本より進んでいる面があるということを知りました。互いの国のいいところを生かして教え合ったら、もっと発展できると思います。
  • ベトナムの食事はござを敷いて、床で食べているところが、日本とは異なると一番強く感じました。ネットの中にある情報ではベトナムのことは全く分からず、実際に現地に行って体験することが一番いいと思いました。