SGH、WWL指定期間に開発した課題探究のカリキュラムは、引き続き進化しながら展開されています。1年生の「総合的な探究の時間」では、5つの類型に分類したSDGsを元に、生徒の興味関心に基づいて構成された56のチームが活動中です。9月21日の授業では、10人の外部支援講師の皆様をお迎えし、各チームが取り組んでいる研究について、直接ご指導をいただきました。夏休みに実施したフィールドワークの成果を踏まえながら研究の流れについて説明をする際には、内容をまとめたスライド資料を各自の情報端末に投影し、チームメンバー同士が協力しながらセッションに臨みました。大変短い時間ではありましたが、支援講師の先生方には、課題探究をさらに進めるための幅広い視点を授けていただくと同時に、温かい励ましの言葉もいただきました。

 支援講師の皆様(敬称略)

支援の講師10人

楠城 橋本 藤瀬 岡田 河田 髙橋 高畑 中澤 望月 林

生徒の感想 

  • 講師の先生とお話しした時に、質問に答えきれないことがあり、探究の質が足りていないことがわかりました。また、自分たちが思っている以上に探究内容の対象者が絞れていないことがわかったため、チームで相談して詳しい内容にしていけるように準備したいです。自分たちが探究していきたい内容をはっきりとさせ、相手に伝わりやすいような工夫をしていけると良いと思いました。
  • 実際にスライドを作ってプレゼンをすることによって、自分たちの進捗状況も改めて把握できたし、講師の方に説明して貴重な意見をもらうことができた。自分たちだけではわからなかったことや、違う視点からの意見もわかりやすく教えてくださってとても参考になった。これをちゃんと生かせるようにしたい。
  • 今回講師の先生とセッションを行って、着眼点が良いと褒めていただいて自信がつきました。そして、自分たちの課題とそのゴールがつながっているのかと問われたときに、私自身も違和感を抱いていたので、ダウンジャケットを再利用するのか、普段着ているTシャツ類を再利用するのかを検討していきたいと思いました。問題からゴールまでがしっかりと繋がるよう話し合いを進めていきたいです。今回はとても有意義な時間が過ごせました。
  • 講師の方とセッションして、自分達が紙や市役所の方々からの話についてはよく考えられたが、実際の現状を自分の目で見れていないことが分かった。貧困というテーマのため、直接聞く機会を持つことは難しいが、支援団体など、もっと生活が困窮している人にとって身近な存在から話を聞くことができると良いと思った。