WWL学校設定科目「STEM for SDGs」物理班の生徒が参加した、電気新聞主催「高校生が競うEnergy Pitch!」の3か月にわたる大会の経過を報告します。

30年後の現役世代が2050年を構想する「社会の課題解決 With Energy プランコンテスト」というテーマに基づいて、現在と将来のエネルギー社会について提案していく活動です。

11月の本選に向けて、生徒たちは1学期から話し合いを始めます。研究の方向性を決め、どの分野の専門家から講義を受けるかを決めていきます。その後さまざまな講義を受講し、自分たちの考えをまとめ、本選に望みます。

EnergyPitchエネルギー基礎講座

【実施日】令和3年9月4日(土)

【講 師】株式会社 ユニバーサルエネルギー研究所 社長 金田武司 氏

専門家によるオンライン講義

 第1回

 【実施日】令和3年9月14日(火)

 【講 師】量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー部門 六ケ所研究所 核融合炉材料研究開発部 春日井 敦 氏

 【形 式】Zoomによるオンラインミーティング

 【内 容】核融合発電について

  夢のエネルギーである核融合発電について基礎から学んだ。研究の現状、今後の展望や可能性さらにITER(国際核融合実験炉)についての講義を受けた。

 第2回

 【実施日】令和3年11月2日(火)

 【講 師】ENEOS株式会社 新妻 氏

 【形 式】Zoomによるオンラインミーティング

 【内 容】水素社会について現状と今後の可能性について

 EnergyPitch、WWL合同講座

 【実施日】令和3年10月30日(土)

 【講 師】株式会社ユーグレナ 執行役員エネルギーカンパニー長 尾立維博 氏

      鈴与商事株式会社  取締役 大野裕之 氏

 【場 所】常葉大学草薙キャンパス

 【内 容】「SDGsから見た次世代バイオ燃料と今後の可能性」次世代バイオ燃料の現状や将来の可能性について

 2021年度(第3回)高校生が競うEnergyPitch!発表会

 【実施日】令和3年11月20日(土)、21日(日)

 【場 所】静岡駅内ビル パルシェ会議室、静岡県立大学 大講堂

 【内 容】予選会、修正ミーティング、本選

 これまでの研究において、再生可能エネルギーの天候による供給量の不安定さを払拭するため、エネルギーの発電方法について検討を重ねた。脱炭素社会に向けて水素エネルギーの導入を促進する方策を提案。そのための方法として、小型モジュール炉(SMR)による原子力発電と、核融合発電を水素製造のエネルギーに使用することを提案した。

 修正ミーティング

  1日目の予備審査で指摘された問題点をブラッシュアップして2日目の本選に望む形式であった。2日間に渡る開催により、議論と思考に多くの時間を割き、高い集中力で取り組むことができた。短期間で生徒は大きく成長した。

最優秀賞 受賞

表彰式