「総合的な探究の時間」の課題探究シラバスの開発が進み、三島北高校では、1年次のチームが2年次まで課題探究を続け、研究を深めます。1年生は12月から1月にかけて、入学以来チームで取り組んできた課題探究を、いったん個人で「プログレスレポート」の形に落とし込み、データの考察をしながら来年度に向けた研究の一次まとめをしていきます。

 12月8日の授業では、1年部の各教科の5人の教員が、教科に関連する様々なトピックを題材にした「プログレスレポート」のモデルを紹介し、課題探究の考え方が教科横断型の学びに繋がることを示しました。特定の担当者ではなく、様々な教科担当者が指導する「総合的な探究の時間」を通じ、課題探究の取り組みの基本的な姿勢を身に付け、教科学習においても自ら課題を発見・設定し解決を目指して粘り強く取り組む生徒の育成が意図されています。

プログレスレポート プログレスレポート2

 授業を受けた生徒の感想

  • 決められた一定の流れに沿って研究を進めることは簡単ではないが、様々な教科から独自の見方で調べる事が出来たり、その視点が異なることで同じ流れの作業であっても全く異なる結果が生み出され興味深く感じた。数学など、一見やりにくいと思うことでも柔軟に考えればできる事が見つかるのではと思ったので、今後も難しくても投げ出さず調べ学習を進めようと思う。
  • これから作るプログレスレポートについて、どのようにまとめるべきなのかよくわからなかったが、各教科の先生から例をたくさん聞けてよかった。より具体的にどのようにまとめようか想像することができた。
  • 先生たちの教科ごとに示してくれた例の中に、授業でやったことがたくさんあって、わかりやすかったです。課題とかアクションを明確にするともっとやりやすくなるのかなと思いました。