11月17日に、WWL教科の学校設定科目「STEM for SDGs」と「海外研修」の履修者が、「サイエンス・ダイアログ」の講義をを受けました。東京工業大学で応用微生物学を研究をされている、Kai hee Huong博士を講師として迎え、出身国であるマレーシアの風土や文化の紹介、科学の魅力や自身が科学者として目指すこと、バクテリアにストレスを与えることでプラスチックを生成する研究についてお話をいただきました。実験により生成されたプラスチックの実物を触らせていただき、環境への負荷が少ないバイオプラスチックが実社会に応用されていく可能性について、熱心にわかりやすく説明してくださいました。講義はすべて英語で行われました。講義終了後には、生徒からの積極的な質問に丁寧にお答えいただきました。

サイエンスダイアログ1 サイエンスダイアログ2

サイエンスダイアログ3

生徒の感想

  • 途中に私たちに考えさせるような話題があり、近くの人と意見を共有しながら聞くことができた。マレーシアについても知ることができた。
  • 実際にバクテリアによって作られたプラスチックを配ってくれたので、実物を間近に見ることができて良かった。
  • バイオプラスチックという未知の知識を手に入れることができた。また、 自分が行っている研究に関する質問ができて、研究を進めるヒントになった。
  • 研究内容がとても興味深く、また、現実性と有用性を兼ね備えていたため、今後の研究思考の糧となった。
  • 母国語を英語としない講師の先生だったためか、ひとつのことを伝える時にも何度か言い回しを変えて伝わるようにゆっくり話してくださり、とても分かりやすかったです。また、マレーシアの食事や文化、観光地についてのスライドも用意してくださっていて、マレーシアのことも沢山知ることができました。

サイエンス・ダイアログとは(日本学術振興会ホームページより)

「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者(JSPSフェロー)を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。大学や研究機関で活躍するJSPSフェローから、研究内容や経歴について英語で聞くという経験が、生徒たちに大きな刺激を与え、研究への関心や国際理解を深めることを目的としています。 JSPSフェローは、地域社会との交流や日本とのつながりを深めるため、ボランティアで講義を実施しています。