9月17日~19日の3日間、「Crisisに負けない持続可能な社会づくりを目指して~SDGsの視点からの多面的なアプローチ~」をグランドテーマとする、2021 FALCon高校生国際会議@Mishimaを開催しました。緊急事態宣言下での開催に当たり、感染症対策には細心の注意を払い、非公開での開催としました。
9月17日(金)開会式・基調講演
三島市ゆうゆうホールを会場とし、海外の5校と県外連携校の2校をオンラインで繋ぎ、開会式を行いました。司会を始めとするスタッフは、三島北高校の生徒実行委員会が担いました。
開会式次第
- オープニングムービー
- 木苗教育長挨拶
- 鈴木三島北校長挨拶
- 各校の紹介と挨拶
- 開会宣言(ムービーと臨場)
基調講演
- 演題:"A Multi-Dimensional Approach to SDGs, Crisis Prevention and Management"
- 講師:常葉大学外国語学部 ピーター・ハーディケン准教授
各校の紹介と挨拶では、初めて顔を合わせる仲間たちにやや緊張気味でしたが、あらかじめ提出された短い動画を繋げて制作された開会宣言ムービーの視聴時にはわくわくした気持ちが盛り上がってきました。
9月18日(土)メインプログラム
三島北高校に県内連携校と拠点校の三島北高校の生徒計27名が集まり、海外や県外連携校とオンラインで結びながら、プログラムが行われました。グランドテーマを5つのエリアに分け、パートナーシップの構築を目指して発表や議論に臨みました。
各校チームによる英語研究プレゼンと県内大学教員によるフィードバック
Deprivation、Scarcity、Deterioration、Mis-management、De-prioritizingの5つのエリアのそれぞれにおいて、海外、連携校、拠点校の3つのチームが研究成果を発表しました。各校には推奨するアプローチ(教育、ビジネス、STEM)が割り当てられており、近い課題について異なるアプローチで解決を目指す他チームの発表内容に、お互いが大いに刺激を受けました。
大学生ファシリテーターの支援による混成分科会
英語に苦戦しながらも、懸命に相手に伝えようとする中で、次第に手ごたえを感じる生徒もいたようです。卒業生である10名の大学生ファシリテーターによる、高校生の力を十分引き出せるように工夫しながらの柔軟な進行ぶりに、あこがれの気持ちを抱く生徒もいました。
県内大学教員によるミニ講義
9月19日(日)成果物ムービー作成・鑑賞会・閉会式
海外校と県外校は学校ごとに、県内連携校と三島北高校は混成メンバーにより、会議の成果物として3分間の英語のムービー(Cross-border Proposal Movie)を作成しました。これは、本会議に参加した5つの国のうち、自国以外の国の社会的課題に着目し、解決するために高校生がどのような関りを持つことができるかについて、自由な形式で動画を制作するというものです。限られた時間の中で学びの成果をどう表現するのかを工夫し、協力して制作に当たりました。
成果物鑑賞会・閉会式
- 会議ハイライトムービー
- Cross-border Proposal Movie 鑑賞
- 講評
- 記念集合写真撮影
12本のCross-border Proposal Movieは、スキット風のもの、ニュース番組風のもの、プレゼンテーション風のものなど、各校やグループの創意工夫が施されたものでした。時差の関係もあり限られた活動時間の中、楽しみながら取り組み形にすることができました。
発表データ等の公開
開会宣言ムービーや、会議のハイライトムービーと共に、発表データを公開しています。リンクをクリックしてください。
開会宣言ムービーはこちら 国際会議ハイライトムービーはこちら 発表データはこちら
参加生徒の感想
- SDGsについて今まで授業で話し合う機会は何度かありましたが、海外の人と話し合うのは初めてで、課題だと感じている内容も住んでいる国ごとに違うことが分かり面白かったです。
- SDGsについて深く考えることができた。また、自分たちが探究したものでは無いテーマの人たちの話や、講義が聞けてとても勉強になった。それとともに、もっと知りたいという気持ちが芽生えた。
- 英語を通して行う生のコミュニケーションができたことで、言語の正確性よりも伝えようとすることが大切だと分かった。また、SDGsを達成するには様々な面からアプローチでき、それらが複雑に絡んでいるのだと学んだ。貴重な時間を過ごせたと思う。 ありがとうございました!
- 今まで校内だけで研究を深めたり、直したりしていましたが、今回県外や他の国の学校と意見交換する中で何も頭になかったことも見つかり、また他のエリアの人と交わることで新しい見方も出来ました。今後の学校での課題探究の場面でも役に立つと思います。
- 今回コロナというcrisisの中、他の学校の生徒と実際に会い交流できたこと、そして今回は来られないながらもネットを使いできるだけ海外の方々とコミュニケーションを取ることができてとてもよい経験になりました。