9月14日(月)の1年生の「総合的な探究の時間」において、大学で求められる基本的なアカデミックスキルの概要やレベルを生徒が知ることにより、それらのスキルを使って意欲的に研究を進める力を養うため、静岡大学地域創造学環須藤智准教授によるリモート講義が行われました。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から各教室と講師の須藤先生をオンライン会議システムZoomで結び、講義の様子を一斉視聴しました。講師の須藤先生からは、「大学のアカデミックスキルとして求められる、クリティカルな考察とはどういうことか」というテーマで、具体例も引用しながら高校生にもわかりやすい講義をしていただきました。生徒はメモを取りながら熱心に視聴しました。

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【生徒の感想より】

  • 今まで研究という研究をしたことがなかったため、どうすればよいのかという過程に悩んでいたのですが、今回の話をお聞きし、研究とは何かという基本的なことから、どういう考察をたてればいいということが詳しく分かりました。特にお聞きしてよかったと思うのが、個人的な問いを出発点にし、学問的な問いに変換すると良いことや、比較条件をつけて研究をして、結果を出し、その結果から統計を使い、有意差を見つけること、『結果から、結論と考えられる。その理由は根拠だからである。』という繰り返しが重要で、結果がとても大切だということです。これからもっと本格的な研究を進めていくと思うので、この学んだことをチームで生かしていきたいです。
  • 今まで夏休みの自由研究などでも考察を書かなければならないことが多くありましたが、どんなことを書けばよいのかわりませんでした。しかし、今日のお話を通して、いろいろな条件から客観的に見て考えていくことが大切なのだとわかりました。今回のお話は、探究でとても役に立つと思うので、伺ったことを自分なりにまとめて、生かしていきたいです。
  • 今日は研究上の『考察』とはどういった役割をするのかを知ることができました。 私は考察とは、ただ結果から自分が考えたこと、分かったことをまとめるだけだと思っていたけれど、それをするためには研究を適切に構成することが必要であったり、研究対象及び方法を明確にすることで初めてまだ誰も見つけていないことを考察によって明らかにできるということを学ぶことができたので良かったと思いました。学んだことを反映させながら今後の研究を進めていきたいと思います。