SGH指定校、WWL事業拠点校と連携校、グローカル型指定校の生徒が英語によるポスターセッションを行う全国高校生フォーラムが、12月22日に東京国際フォーラムを会場として開催されました。110校が一堂に集まり課題研究の成果を発表し、テーマ別分科会では全国の高校生と意見交換をして交流をしました。

高校生フォーラム

WWL事業拠点校である本校と、事業連携校のうち静岡高校および静岡市立高校の生徒が発表者として参加しました。また、発表した3校に加え、沼津東高校からは、発表者以外の生徒もセッションの観客として参加し、熱のこもった発表に興味深く耳を傾け、大いに刺激を受けていました。

高校生フォーラム

本校の発表者の堀江拓道さん(2年生)は、海洋プラスチックへの問題は知っていても触ったことがなくて身近に感じない高校生が多いことから、自身で組み立てたプロテインスキマーなどを使って集めた海洋プラスチックが画材として使えることを示し、義務感としてではなく楽しく海洋プラスチックを集められる発想の転換について力強く発表しました。発表参加校が学校単位で1票ずつ投票し決定される「生徒投票賞」の1校に、堀江拓道さんの発表が選出されました。

高校生フォーラム

(受賞した生徒の感想)

私は、海洋プラスチックごみ問題についての発表を通して、様々なことを学びました。自分自身のプレゼン能力や英語力の成長はもちろん、どういったサイクルである問題を解決できるのかという、探究力や問題解決能力も学びました。もともと私の研究は、私が幼い時からはじまっていて、10年以上飼育してきた海洋生物たちが私の研究をより深いものにしました。問題を解決していく上でネット上の意見や専門家の意見を使うことはできますが、自分自身が専門家として活動することができるので自分の経験が実ったと実感でき、自信にもつながりました。

(見学した生徒の感想)

  • どこの学校も英語のレベルがとても高く、自分も頑張ろうと思えた。また、12個の研究を見に行き、そもそも自分が知らなかったような日本や世界の問題を知ることができたのは良かったと思う。また、実際にアクションを起こして他の人に影響を与えている人が多くて、凄いと思った。自分達もアクションを行おうと思った。
  • このフォーラムでは、全国の高校生の深く研究したものを聞くことができて良かった。英語の面では、単語や発音だけでなく、体全体で伝えようとしている人の発表は内容が伝わりやすかった。 研究の面では、アクションプランが鋭いものが最終的に賞をもらえたり、人の心に残ると感じた。 これらを生かして、総合的な探究の時間で行っている自分たちの研究ではアクションプランをもっとおもしろいものにできないか考えていきたい。