「未来に守り、残したい自然や環境(緑・土・水)、創っていきたい未来」をテーマにしたプレゼンテーションを競い合う、Green Blue Education Forumコンクールが11月30日に経団連会館で行われ、予選の動画審査を通過しファイナリストとして最終プレゼンに臨んだチーム「アメトリン」が、U-18部門(中学生・高校生)において第2位にあたる優秀賞をいただきました。表彰式でのプレゼンターは、審査員のお1人であった東京大学名誉教授の養老孟司さんでした。

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チーム「アメトリン」は、昨年ベトナム研修に参加した有志が2年目も研究を続け、バナナの浄水効果に着目しました。発表では、科学部の協力を得た実験結果や、論文に示された河川名から銅汚染の可能性のある世界中の河川の分布に注目し、3人によるスキットも披露しました。

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  • (参加生徒の感想①)バナナの皮には浄水能力がある。努力したところはこのことをいかにインパクトを持たせて伝えるかということです。日本の銅汚染の事例を出した後世界の事例にも触れたことで審査員に現状の深刻性について知ってもらうことができました。全国から集められたファイナリストのプレゼンはどれもオリジナリティに富んでおり、今後の研究に向けて刺激になりました。私たちは今まで意見がぶつかることが何度もありましたが、1年次から研究を続けてきた甲斐がありました。
  • (参加生徒の感想②)去年は実現しなかった実験も行うことができて、より論理的な点から発表をすることができて自信を持ってプレゼンに取り組むことができました。大学生のチームは、細かいところまで目が届いていたり現実的な問題解決策を提示していて自分たちの研究ももっと深めたいと思いました。
  • (参加生徒の感想③)SDGs、海洋汚染、など一口に言っても問題とする点や解決策は考えるヒト(チーム)によって様々で、三島北高校の他のチームにも知ってもらいたいことがいっぱいありました。また、U-25部門に参加していた大学生の方が「バナナのタンニンという成分が浄水に効果を持つ、と言っていたけど、それなら柿でもいいのか」と質問をしてくださいました。いままでは見つけた6つを実験して浄水効果の有無を調べなければ、と思っていたがタンニンという成分について調べる、など方向性の選択肢も増えた気がしました。

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