8月19〜23日、海外研修のベトナム現地研修が実施され、1年生6人と引率教員2人が首都ハノイを訪れました。現地では、まず、JICAハノイ事務所と三島市出身の海外協力隊員が活動する障害児施設を訪問しました。

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続いて、水資源機構では、隣国に源流をもつ大河がいくつも流れるベトナムの治水事業の難しさや、最新の取り組みについての英語での講義を受けました。参加生徒は、いずれの研修先でも積極的に質問していました。

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本校として初めての訪問先となるヴィンスクールでは、生徒会の皆さんと交流し、これまで練習してきた英語でのプレゼンテーションを披露しました。連絡先を交換したり、お土産を交換したりするなか、たくさんの笑顔が見られました。

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最後に、チューヴァンアン高校での研修でも英語プレゼンを実施しました。参加生徒は、漢字で自分の名前を紹介したり、折り紙を使って交流したりと、さまざまな工夫をしてコミュニケーションをしました。

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このほか、郊外のバッチャン焼き工房を見学して絵付けを体験したほか、ホアンキエム湖のほとりにある劇場で水上人形劇を鑑賞するなど、ベトナムの文化についても学ぶことができました。

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参加生徒の声は以下のとおりです(抜粋)。

  • Chu Van Anでの体験はベトナム研修の中で一番楽しめた。年齢も同じで話しやすかった。また、想定外のトラブルがあったけれど、自己紹介をしたり近くの子に話しかけたりと、自分がレベルアップする機会になったのでよかった。現地生徒の英語が素晴らしくて自分も頑張ろうと思えた。クラスの雰囲気や友達同士の雰囲気は日本に似ていたと思う。とても良い体験になった。
  • JICAや水資源機構では、自分たちの研究に関係する貧困について多くのことが聞けたので、積極的に活かしたいと思った。また、フィールドワークで見た街の様子なども活かしたいと思った。
  • 僕の探究のテーマは貧困で、ベトナムでまず思ったのは経済格差だ。きれいな高校に通い、放課後は日本食屋へ行く人もいれば、パンを道で売っている人もいた。調べてみると、農村部に貧困層が集中しているそうだ。ベトナムは政府から障害を持つ人への援助がほとんど無いことが分かった。探究の活動にも少し活かせそうだと思った。
  • 今までどんなものなのか知らなかったJICAが発展途上国に多くの面から物凄い量の支援していることが分かった。ただお金を貸すだけではなく、相手が何を求めているのかを相談して支援しているのは凄いと思った。支援をする上で、上から目線になったら意味がないということも学べた。 ほとんどの人が訪れられないであろう場所でとても貴重なお話を聞けたのでよかった。

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